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2011年2月27日日曜日

洗濯機・家電売れ筋ランキング-家電-まぐろぐ

東芝全自動洗濯機
洗濯機・家電売れ筋ランキング-家電-まぐろぐ

洗濯機 エコ 静かさがトレンド



= 洗濯機-節水・節電・静音 =
●近年のエコ意識の高まりを背景に、
洗濯機にも節水・節電を求めるお客さまが増えています。
また、夜遅く帰宅してから洗濯をする方も多いため、
運転音の静かさも購入のポイントになっています。

●参考
ビックカメラ有楽町店本館家電コーナー担当 太田智晴氏

●洗濯機ランキング
1位 東芝 AW-50GG 2万7800円
お手ごろ価格が最大の魅力です。
洗濯容量(一度に洗える衣類の量)は5キロ、
乾燥容量(衣類を簡易乾燥できる量)は1・5キロと、
新生活に適したサイズです。
同じ価格帯の商品の中では運転音が小さい点も人気です。
東芝 AW-50GG 全自動洗濯機[http://www.toshiba.co.jp/living/laundries/aw_50gg 商品情報]

2位 日立 BW-D8KV 9万7800円
ランクインした商品は生産終了していますが、
後継機が登場しています。
最大の特徴はドラムの底が、
波を打ったような形状になっている点で、
高い洗浄力を誇ります。
日立縦型洗濯機「ビートウォッシュ」BW-8LV[http://www.sentakuki.info/shop/hitachi/hi_bw_8lv.html 送風乾燥機能搭載洗濯8.0kg全自動洗濯機]
2010年6月発売
価格.com[http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000115056/ ビートウォッシュBW-8LV]
52,268円

3位 東芝 AW-70DJ 5万7800円
水流の強さを調整できる機能や、
水道水を抗菌水に変える機能を持ち、
生乾きの嫌な臭いを防いでくれます。
東芝全自動洗濯機[http://www.toshiba.co.jp/living/lineup/laundries/0141_k1_pic_01.html 商品情報]

4位 パナソニック NA-FS60H2 4万9800円
ドラムの底に加え側面も回転させることで、
手もみ洗いに近い洗い方を実現しています。
パナソニック全自動洗濯機[http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=NA-FS60H2-CK 今日の汚れは、今夜のうちに。気兼ねなく夜も回せる。]

5位 パナソニック NA-VX7000L 24万8000円
ドラム式洗濯機で、
汚れなどをセンサーで感知して適切に洗うハイテク洗濯機です。
パナソニックななめドラム洗濯乾燥機[http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=NA-VX7000L ドラム式洗濯機]

== 洗濯機を選ぶポイント ==
●乾燥機能が必要かどうかを考えることです。
自宅に広いベランダなどがあれば、
乾燥機能付きの高額な洗濯機を、
購入する必要性は低くなるといえます。
また、設置スペースを考えることも大切です。
大型洗濯機を買ったもののスペースが足りず、
返品せざるを得ないという状況もあるからです。

※価格や情報はブログ記載時のものです。
変動する場合がありますので、
リンク先にてご確認下さい。


H23 2011-02-27T06:00
まぐろぐ

2011年2月25日金曜日

痛風-未病への挑戦-まぐろぐ

痛風-未病への挑戦-まぐろぐ

アンセリン・機能性素材-カツオ・まぐろから
一本釣りのカツオ-初夏の風物を彩りグルメるなんとやら

風が吹いても痛い、といわれるほどつらい痛風。
原因となる尿酸値に注意し、
食生活を改善すれば快方に向かう病気だが、
マグロやカツオに含まれる、
大間の本まぐろ-海峡であの位飛ぶということは海面下には

= アンセリン-尿酸値コントロール =
●本稿では、
「くらしナビ」-産経新聞・H23 2011-02-25の記事から引用して、
アンセリンを紹介。
●次いで利用されるカツオ・まぐろ漁の現況について説明。

== 高尿酸血症 ==
●日本痛風・核酸代謝学会のガイドラインによると、
高尿酸血症といわれるのは、
血液1デシリットル中の尿酸が7ミリグラムを超える状態だ。
一般的には3~7ミリグラムが適正値とされている。

●尿酸値が高いからといってすぐに痛風の発作になるわけではないが、
注意が必要」。
というのは痛風の専門医である東京・両国東口クリニックの大山博司医師。

糖分、果物に含まれる果糖、そしてアルコールは尿酸を増やします。
それらを取りすぎないようにすればいいのですが、
食生活の改善だけではうまくいかない人も多い。
そこで尿酸の作られすぎを抑制し、
その排泄(はいせつ)を促して尿酸値を下げる働きをする物質として、
マグロやカツオなどから作られるアンセリンに注目しました」。

●大山医師は、
「高尿酸血症でも痛風の症状が出ないと病気を意識しないままの人も多い。
薬によるコントロールに加えて、
アンセリンを取れば薬の使用も最小限にできる」と話している。

== アンセリン ==
●[http://ksrm96.com/eiyo/eiyo6.html 栄養のこと知っとこう・アンセリン]
によると、
アンセリンは動物の筋肉中に含まれているペプチドで、
下の図のような2種類のアミノ酸が結びついた構造をしています。
海洋生物ではマグロ、カツオ、サケ、サメなど、
陸上動物では鳥類の筋肉に多く含まれており、
もともと旨味成分に深く関係している物質として注目されていました。
マグロ、カツオなど、
長距離を高速で泳ぐ回遊魚などの筋肉中に多く分布することから、
近年、その運動能力の秘密のカギを握る存在としての研究が進められています。
-[http://www.yskf.jp/anserine/anserine.html 焼津水産化学工業]

== 主張・提案-北の漁師 ==
●現下支那の覇権主義は止まる処を知らず、
インドネシアの島々、ニューギニア北部にて、
インフラ整備にかまけて傍若無人の振る舞いこれあり。

●当該海区は「カツオ稚魚のホームグランド」。
ここに1000トン超の旋網漁船を進出させるとの発表があった。

 夕方の漁は鰹が網の目に目掛かりして往生します



●近い将来カツオなどまぐろ類が食えなくなるおそれ
-[http://www.asahi.com/eco/TKY201005010181.html カツオが獲れない・中国の影響か]
-昨年・一昨年ともに大不漁でした。
漁師どもは皆泣いてます。
ほんとに恐ろしいことになりました。



 一番上の人がボースンでトップ釣りの腕きき

夏来りなば ''' 鰹を食って、マンボウのとも和えにしたしみ ''' 。
ガキの頃からこの鰹で育てられ冬は鮟鱇のとも和え。
アンセリンの話どころでなくなるかも知れません。

以上です、アンセリンの紹介とともに、
警世の筆でした。

★北の漁師の母港
[http://blogs.yahoo.co.jp/koko18ban_top/folder/233552.html kokoあさ18番] 

定係港-1
[http://fanblogs.jp/maglog/ カラフトマス・サクラマス-夏旬魚-まぐろぐ]

定係港-2
[http://maglogger.blogspot.com/2011/02/blog-post_23.html カラフトマス・サクラマス-夏旬魚-まぐろぐ]

H23 2011-02-25T11:40
まぐろぐ

2011年2月23日水曜日

カラフトマス・サクラマス-夏旬魚-まぐろぐ





カラフトマス

カラフトマス・サクラマス-夏旬魚-まぐろぐ

カラフトマスの漁業、サクラマスのレシピ

= サケ目サケ科のカラフトマス/サクラマス =
●本稿ではカラフトマスと人との関わりと、
その漁業を紹介します。
●次いでサクラマスを紹介して、
そのレシピも提案します。

== カラフトマス ==
●地方名:さくら、さくらます(宮古・山田・釜石・大船渡)、
アオマス(久慈)。

 
「セッパリマス」:繁殖期には、
雄のみ背中が突起状に変形(セッパリ)する。

●生態の特徴
・背面や尾びれ、脂びれに黒い斑点があるのが特徴である。
サクラマスほど鋭い歯がない。
・母川回帰性は弱く迷って違う川に遡上する事も多い。
主にオホーツク海と根室海峡に流入する河川に遡上する。
・遡上時期は河川により変化するが、
7月から遡上が始まり、
砂礫質の水通しの良い河床を選び8月から10月に産卵し、
産卵後は寿命を終える。
孵化した稚魚は河川ではあまり餌を捕食せず、
翌年4月から5月に降海する。

沖獲りのカラフトマスのます子よりは完熟
●「ます子」-筋子・いくら-についての一言
ます子が一番旨い。
色はともかく粒の大きいそれ-直径5mm以上
-道東のオホーツク海側の各河川に登る直前のますこがよろしいです。
時期は7月に入ってから20日位までのカラフトマスの子。
-見た目色の鮮やかな物は、食紅を使用している可能性あり。
べに(ベニザケ)などはくどく脂身が強いので、
強いということは酸化して「脂やけ」しているものです。
保存も長持ちしませんからおすすめしません。

 また、「いくらしょうゆ漬け」は、
長持ちしませんので2~3日で食べてしまって下さい。

== カラフトマス-現代のサケマス流し網漁業 ==
●北太平洋域での資源量はサケ属中最大を誇る。
北洋サケマス漁の中心的なものだった。
●[http://atom128-2.blogzine.jp/asa/cat2609786/index.html 22年鮭鱒漁・回顧]を、
ご覧になられてかつての「北洋さけます漁」の盛大なる漁師どもの活躍を、
偲んでみて下さい。

上記サイトは名もない一漁師の記録です。
露助の厳しい監視の下涙ぐましい漁業の一こま。
採算が合うのか心配ですな
-日露合弁事業-日本が超大国相手に、
そろばんが合うもんじゃありません。
頭下げてお願いして→本来の漁業らしさ→獲ってこそ漁業。
銭を払って魚を獲らせてもらう
-今の日本の現実です。

 
サクラマス

== サクラマスのレシピ ==
●サクラマス-本マス、真マスとも称し、
特徴として歯が目立ちますので「歯マス)とも。
以下本マスと呼称します。

●降海型のサクラマス/陸封型のヤマメ-その生態
・海に下って回遊し30-70 cmに成長、
産卵時に川を遡上する降海型の魚であるが、
一生を淡水で過ごす河川残留型(陸封型)もいる。
・4月から6月頃に遡上し9月から10月頃産卵をする。
他のサケ科魚類と同様冷水域に生息するため、
寒冷な北海道や東北などの緯度高い地域では降海型が多いが、
中部以南の緯度の低い地域では、
標高の高い冷水域に陸封される傾向が強くなる。
・降海後1年で成熟し生まれた川に帰る。
海洋での回遊範囲や移動経路は十分に解明されていないが、
表面水温8℃~13℃の適水温域を、
沿岸寄りを群れでオホーツク海付近まで、
-日本原産とされるので、
「露助のトン数(日露漁業交渉)」に入らない。
-回遊し越夏していると考えられる。
千島列島の東側の北部太平洋での捕獲例はほとんどない。

●遡上する河川の河口付近で行われる、
定置網漁や遡上中の河川で捕獲される。
シロザケより脂質の多い肉質と漁獲期が競合せず、
春期に漁獲されることからシロザケよりも商品価値が高い。

●富山名産の「鱒寿司」に使われているのもサクラマス。
需要増加と漁獲減のため、
別種の鱒が使われることが多い-カラフトマスを使用。

=== 本マス-グルメるレシピ ===
●ネットで調べると盛んに「刺身」をすすめているが、
あまり感心しない、寒心に堪えない。
また高級魚にしては日本料理のアイテムが少ない。


●おすすめは ''' マリネ ''' が一番。
生食は剣呑ですいけませんわ。
「発酵食品」-マリネそして「鱒ずし」。
次いで「焼き用-塩焼き・バター焼き」と「鱒汁・吸い物」。

今まで色々魚を食したが、
「キングサーモン(鱒のすけ)」を除いて経験なし。
''' ますのすけ ''' が唯一の刺身なり。
君子じゃないけど危うきに近寄らず。

「すけます」の刺身-漁期が始まって一年振りで食うときは2~3切れで止める
皮境に旨みが-これに当てられる
じゃあどうする?活きじめ、凍結後、そして自分の身体がすけに慣れてから

●本マスのマリネ
・ちょっときつめに塩をして-生臭さをとる。
野菜は玉ねぎしかないから、しょうかない。
スライスよろしく酢が早く浸みるようにたたいて。
当節ならさしずめマヨネーズ。
とにかく身体が酢を欲しがるから我慢我慢。



 

●本マスの焼き用
・バター焼き-沖ではこれが定番。
なんか文化的なお味で-バターが珍しかった時代。

連日連夜の投縄・揚縄で-地獄の一丁目から、
人間を取り戻す雰囲気が何とも嬉しかった。


・かま・頭の塩焼き
馬鹿らしくて身肉なんか食えるか!
今思えば氷頭の「コラーゲン」。

・「番太郎」-暖房用の炭火の手あぶり
-一斗缶を半分に切って針金の把手を付ける
-思い思いに囲んで頭をのせて焼く。
寝られない商売だから食いながら眠ったりして。

=== サクラマス-曳縄漁 ===
●[http://www.fishexp.hro.or.jp/shidousyo/fishery/gyogyou/masuhiki/masuhiki.htm ますへら曳き]-太平洋沿岸ではへら曳きは漁業になりません。

●[http://www.oceandictionary.net/fishtech/fishtech1/ft12/ft12-15.html 曳縄漁の道具]-大間のまぐろ曳縄漁とはおもむきが違いますね。


これにて旬魚シリーズを終わります。
次回は「初鰹」などから筆を執る予定。

★北の漁師の母港
[http://blogs.yahoo.co.jp/koko18ban_top/11102932.html あいなめのうんちく]

同定係港-1
[http://fanblogs.jp/maglog/archive/24/0 あいなめのうんちく]

同定係港-2
[http://maglogger.blogspot.com/2011/02/blog-post_20.html あいなめのうんちく]


H23 2011-02-23T16:40
まぐろぐ  

2011年2月20日日曜日

あいなめのうんちく-春旬魚-まぐろぐ


あいなめのうんちく-春旬魚-まぐろぐ

あいなめ-レシピを選ばない春の魚

= あいなめ・あぶらっこのうんちく =
●本稿ではあいなめのレシピ・グルメるB級の紹介。
●あいなめと人との関わり-養殖漁業・わかめ-の現況を述べます。

== あいなめのレシピ・グルメるB級 ==
●あいなめ、あぶらめ、あぶらっこ
・あいなめは「活魚」として小漁師たちが、
釣り、小延縄で獲り、小舟の「かめ」
-走るの従って海水が循環する・水槽
-「かめをきる」と称す-に活かして、
水揚げする。

・市場は「活魚の市場」を冠した特定の市場があり、
その港へ送る場合もある。
-もちろん魚種にもよるが-例・「大間のまぐろ」、
三陸物の「塩釜・生まぐろ」というふうに。

●[http://kensui.on.arena.ne.jp/syun/H18/ainame_ryouri.htm レシピ]
  ・どうやって食っても旨い魚
   -北ではあぶらめ、西では鰆・さわら。
・高尚な食感はコリコリして歯ざわりがあり、
喉を通るときにはさわやかなのどごし。
・冬から春にかけての寒い時期が旬。
防波堤や岩場からの釣り魚として親しまれる。
海藻の多い場所にいるあいなめは黒っぽい。
 
唐揚げ・マリネもまたええですね

 
あいなめ椀 
・刺身、煮付け、唐揚げ、潮汁、焼き物、味噌汁、
干物、みりん漬け、粕漬けなどで食べられる。

北の魚の極致・あぶらめの刺身 
・「ほっけ」・あいなめ科・あいなめは高いので、
刺身にするとあぶらめと全く同じ旨み
-底引き漁師のオリジナル。陸の人達は食えない。
ほっけといえば、
終戦後の東京都民が動物性たんぱく質の摂取に貢献
-日本橋の三越の食品売り場で、
今でも売っている。
ほっけはあの戦争間、
獲る暇がなかった-そのため資源量増加
-「漁師殺すに刃物はいらぬ、凪の3日も続けばよい」。
海のゴミだった。

●漁師だけのCD級-提案
・「ほし(ほっつ)・心臓、ぎっつぉ・胃袋」の酢みそ和え。
・[http://ameblo.jp/namadabe/entry-10093767953.html 「なめろう・たたき」]-刺身に飽きたらこれ。調味料は味噌・醤油。
・[http://www.toshin.co.jp/cook/00_03/ainame/ainame.html#4 「あいなめ料理・湯引き」]-皮を付けたまま。皮境に旨みあり。
・「吸い物」-真子・白子を入れて。かかあの腕前これにあり。

●[http://www.rupot.com/calorie/fish/ainame.htm あいなめのカロリー栄養成分表]をご覧になれば、過不足なくありますから安心安心。


== あいなめと人との関わり-養殖漁業の現況 ==
●本欄ではあいなめ漁など磯漁業と、
[http://www.fishexp.hro.or.jp/shidousyo/fishery/gyogyou/wakameyou/wakameyou.htm わかめ養殖漁業]との関わりを述べます。
●近年、生産地別の生産量シェアは変わっておらず、
「三陸わかめ」ブランドを有する岩手県・宮城県、
「鳴門わかめ」を有する徳島県、兵庫県の4県で8割近くを占める。
また、価格が、
生産量・繰越在庫量・輸入量・需給バランスといった要因により決定され、
特に生産者価格は、
「三陸わかめ」により大きく左右されることが業界の特徴である。
天然わかめの漁獲量は3000トンと極めて少なく、
流通の中心は養殖といっても過言ではない。

●[http://www.rupot.com/calorie/alga/wakame.htm わかめのカロリー栄養成分表]によると、
''' カリウム5200mg ''' とありますので、
塩分の取り過ぎは心配ないですね。

=== 獲ってこそ漁業-わかめ養殖漁業との均衡-北の漁師 ===
●昭和40年代中ごろ以降わかめ養殖漁業が始まり、
それまでの天然わかめ採捕のようそうを一変させた。
これがため海洋生物の、
自然のサイクルは当然のことながら又しかり。

●磯漁業についてもその影響は、計り知れない-北の漁師。
この件についてひとくさり。
・磯漁業-あわび・うに-第一種共同漁業権。
ちなみに[http://www.rakuten.ne.jp/gold/kaisotonya/wakame/shukaku.html わかめ養殖]は第二種共同漁業権。
・小舟(さっぱ舟・船外機船)による漁船漁業
 
かすべの混獲・毛がにもこんな具合に刺さってます 
-あぶらっこ漁(釣り・延縄・刺網)、
たこ曳(空釣り)・そっこ(ぶり稚魚)の曳縄、
あなご・かれい類・かさご・そいなどその他の小延縄。

・わかめ養殖漁業の大幅な海区拡張のため、
それの操業海区が減少し後退した。

・しかしながら時代の要請により大発展して、
小漁師にとっては貴重な現金収入となった。
養殖漁師は「百姓だ」といわれる所以です。

・あぶらめの一本釣りに至っては、
これからの時期わかめの取り入れの際、
わかめに付いた虫が落ちて餌となり、
養殖棚ではあぶらめの釣りシーズンとなってます。

・わかめの棚の下になった天然礁-忘れ去られた「根-ね」。
忘れもしない昭和38年7月末。
「ひらいわし・まいわし・七つ星」の大々漁の痛快な話。
にしん漁・アラスカシトカ沖-網の取り始めに魚が競ってます-大漁保険のほ(参考写真)
二艘旋き旋網漁の話なんですが、
なんと朝網(朝があー)1網16,500貫(約62トン)。
25トンの網船2艘、手船1艘に超満船、今にも沈まんばかり。
しかも「乗立づ・のったづ・発出漁」のその日。
当時まいわしは全然獲れなくて、
かたくちいわし・まさごいわしばかりで安かった。
この年は若い衆たちは盆休みにいくばくかの銭を借りて帰省。
小輩も夕があーに乗っていき、
魚探(魚群探知機)を見たけれどはたせるかな、
天然礁のとがった上に魚群の反応がまた映った。

・もったいない話ながら、
失われていくんですな。
ない物ねだりとはいえ、
「前沖-家の前に来た魚を獲りそして、
時期がすぎ去ればまた次の魚」。
こうして古き良き時代の、
「楽して魚をとって、知らず知らずに資源保護」とは、
このことかも知れません。

以上でうんちくの筆をおきます。
シリーズは次回の「さくらます・からふとます」で、
ひとまず終わります。


★北の漁師の母港
[http://blogs.yahoo.co.jp/koko18ban_top/11087639.html さんこうめぬけ・おおさが漁の思いで]

北の漁師の定係港-1
[http://fanblogs.jp/maglog/archive/23/0 さんこうめぬけ・おおさが漁の思いで]


H23 2011-02-20T15:10
まぐろぐ

2011年2月18日金曜日

さんこうめぬけ・おおさが漁の思いで-冬旬魚-まぐろぐ

さんこうめぬけ・おおさが漁の思いで-冬旬魚-まぐろぐ

 金さが


めぬけ漁の今昔-底延縄・底刺網・底引き-大漁ばなし



= さんこうめぬけ・おおさが漁の思いで =
●本稿では、
さんこうめぬけ(以下金さが)、おおさがの漁を、
思い出とともに紹介します。
●次いで「グルメるレシピ」を提案します。

== めぬけ漁-底延縄の今昔 ==
●金さが漁の思いで-古老の懐旧談
襟裳(岬)・南東海区の底延縄漁
・戦後食糧増産の時代-20トン未満-許可はいらなかった。
季節は旧の端午の節句の頃、
力のある船主が船を仕立てた-底延縄-疲弊した時代、
唯一の漁撈法だった。

・その意気や壮たるもので、
沖から山が見える海区-水深:400~500m。
揚縄操業中と思召せ。

・揚縄開始後次第に金さがの食いが目立ち始め、
「こまどり-ラインホ―ラー前の魚を獲り込む」も、
忙しくなってきた。
「釣り続き」とはこのことか、

・そうして驚くべきことに、
''' 1つの釣り針に2匹の金さががかかり始まった ''' 。
連チャンではないが結構くる。

・こりゃあ大変だ!「日和にきをつけろ」。
昔からこんな漁のときは、
このように自戒をあるべし。

・要するに、
「大群-大魚倉(おおなぐら)」が食いが立つと、
一斉に魚どもは「口を使う」。我先と食らいつく。
そしてあわてて食うもんだから、
最初の一匹の鰓蓋から釣り針が抜けて、
二匹目がさらに食らいつく。
当時のことだからかなりの大魚倉だったんでしょう。

・一般に魚はくろまぐろなどでも、
こういう具合になるのだそうです。
胃袋が一杯になり口からあふれ出てもまだ食らう。
腹を痛めることはないそうです。

・早速若い衆たちは、
表マストに登って鯉のぼりならぬ ''' 金さが登り ''' 。
これを揚げて節句の祝いをしたらしい。
往古の良き時代の一こまでした。

== 金さが-底引網の思いで ==
●時代はずうっと下がって、
近代漁業が確立され-優勝劣敗の厳しい高度成長期。
同襟裳南東海区での金さが底引漁。

・大大漁で箱づめが間に合わない、
ハッチにばら積み、
箱づめはきちじだけ。
各船一週間で超満船-124トンの底引船。

・市場で水揚げ-もっこ網でトラックに揚げて、
バックして急ブレーキ、
それを女のデメンさん-Day Men(デイメン・日雇い・手間取り)たちが、
男衆の箱づめ後、
「腰縄の付いた長い魚鉤」で引っぱって行く。

・よくぞ漁師に生まれける。
すごい景気のなりわいでした。

== おおさがの底刺網漁の思いで ==




赤色が違うし・鰓蓋に2本の棘あり 
おおさが=幸神めぬけとも称します。
●都知事が美濃部しのころで、「水銀騒ぎ」のあった頃。
所は三陸沖30マイル-海里・900m海区。
時節は六月、この季節ともなると、
20℃の水帯が早くも到来して青ざめが鰭を見せてくる。

・潮が激しく早いので慎重に「当てボンデン」を投入、
待つこと3時間・尺二寸のガラス玉の沈む箇数のあんばいで。
慎重に「潮ぼせ」して、

・800mから投網し980m~1000mでぶっ止める。
980mの谷間にいたらしい。

●おおさがの底刺網が水面から見えて揚がる
・2~3日して揚網を始める。
・「瀬縄-ボンデンからアンカーまでの立ち上がりの縄」を巻く。
ゆうに1時間半以上かかる。
・やがてロープの長さに余裕がなくなり、
アンカーに効いて-鋏ドラムの油圧がウィンウィンとなる。
このときに手をはさまないようテクニックよろしく
-長年の「杵柄・きねづか」で要領よく。
指なんか二本三本あっというまにぶち切れる。

・そうこうして、アンカーが起きる。
こうなると、途端にテンションが抜けてたちまち軽くなる。
ラインホ―ラーがどんどん速くなるもんだから、
手を合わせられなくなり-釣り人ならばこの感覚
-腹が膨れて-気が付くと船から大分離れた前の方に、
網が下からでなく延びて行ってしまう。

・見てる間におおさがが鈴なりに浮かんできた。
さあ大騒ぎ-アホウドリ・カモメ-寄ってくる。
網からはずれたおおさががあちこちと流れ出す。
デッキでは網から取り出すのに忙しいのに、
魚は拾いたし、鳥には食われたくない-てんやわんや。

・間に合わないので見える範囲の魚だけ拾って、
出来るだけ急いで網を取り込み、
結構流れたと思うけどしょうがない。

●上記の顛末が懐かしくも昨日のように、
まぶたに浮かびます。
これら二つの出来事が稀にみる漁業の姿、
紹介しまして、
北の漁師の縁-よすが-とする所以であります。

== ばらめぬけ・がまさが-刺身さが ==


●「がまさが」とも称す。
ばらめぬけはこの赤物類でも、
最も陸(浅所)に生息し底質が「蒲の穂・がまのほ」が、
密生する海区でして、陸上のそれとは似て非なる物にして、
隠れるのに非常に都合のよい海底生物。
水深250~500m位までの天然礁の根際。

●刺身さが-レシピ
一般にさが類は脂分が大変強く、
和風料理よりも西洋料理に向いてます。

 

皮霜造り湯引き?

「皮霜造り」にしてまたアレンジして、
湯引きもいけるかと。
くどくなく丁度よい味わいですな。
そのたとして「吸い物」。

以上、思い出の筆をおきます。シリーズ続けます。


★私の母港
[http://blogs.yahoo.co.jp/koko18ban_top/11060135.html きんきのうんちく]

私の定係港-1
[http://fanblogs.jp/maglog/ きちじのうんちく]

H23 2011-02-19T09:30
まぐろぐ



2011年2月15日火曜日

きんき・きちじ(喜知次)・めんめのうんちく-冬旬魚-まぐろぐ

きんき・きちじ(喜知次)・めんめのうんちく-冬旬魚-まぐろぐ

きんき・きちじ・めんめ-魚食いが憧れる高級グルメ


= きんき・きちじ・めんめ-グルメるレシピ =
●本稿では「きちじ-標準和名」の、
グルメるレシピ-主として-湯煮・湯引き・焼き用、
刺身と「酢みそたたき」を提案。
●次いできちじと人との関わりとして漁業を紹介。

== きちじ・グルメるレシピ ==
●きんき・きちじ・めんめ
・浮袋がない
深海魚を引き揚げると水圧の急激な変化で、
ウキブクロが破裂したり、口から飛び出したりしますが、
きちじはまったく平気なようです。
というのは、きちじには浮袋が無いのです。
水族館できちじが泳いでいられるのもこのためです。
深海で暮らす魚たちは浮袋を持たないものも多くいます。

・笹蒲鉾などの原料-「ピンのきちじとさめ」が入らなければ
近頃ではきちじ・さめが獲れないので旨みが減少。

●生態と旬
キチジは夏には浅場へ、冬には深場へと移動します。
また、若魚の方が生息水深が浅いことが知られています。
光の届かない深海底で生活するキチジは、
少ないエサをより確実に捉えるために、
大きな口と鋭い歯を備えています。
成魚はエビやカニ類、クモヒトデ類などが主食です。
キチジの赤い体色は、
エビ・カニ類が持つ、
''' アスタキサンチン ''' という赤色色素によります。

キチジはどの時季も脂が乗っていて美味しいのですが、
取り分け旬とされるのは、やはり産卵前の11~2月頃です。

●「釣きんき」ブランド化
キチジは北海道各地、青森、岩手、宮城などから周年入荷します。
その中でも最も市場価値が高いのは網走の釣り物です。
鮮度はどの産地の物も良いのですが、
網物のように体が擦れていることがなく綺麗ですし、
サイズが大きく、何よりも身質が格段に良いのです。
ちなみに、
市場価格でキロ当たり6千円を超えることも間々あります。

釣り物と言っても一本釣りではなく、
延縄(はえなわ)漁と言って、
何kmにも及ぶ長い幹縄に針を付けた枝縄を大量にぶら下げ、
サンマなどをエサにして1尾ずつ釣り上げる漁法です。
このキンキの延縄漁は、
北海道では網走の4隻の漁船しか許可されていません。

●[http://www.rupot.com/calorie/fish/kitiji.htm きちじは栄養]のかたまり 


湯炊き-小せぇー頃からの魚-大人になった
●きちじの「湯煮」と[http://www.youtube.com/watch?v=nPGZcY-J2Uc 「湯引き」]

船では単に熱湯にくぐらせる-生煮えぐらいにする-旨みを逃がさない。
野菜がなければシンプルに「酢みそ和え」。
湯引きにする理由
毎日同じような物ばかりだと、
飽きるのでこんなことをして、


●きちじの塩焼き
  きちじの塩焼きの思いで
昔小さい頃、一晩低気圧が三陸沖へ抜け、
雪が少し積もった朝のこと。

小型底びき網漁業 図  トロール(以下底引き)を経営していたから、
2,3日前からきちじを裁いて-開いて竹串に刺して-乾かしていた。
それを雪のけ後外に出して忙しく学校へ。

折しも土曜日で昼飯は家早く帰ってきちじの塩焼きで。
飛んで帰ってその塩焼き2枚ときちじの魚汁。
天気は晴れ上がり「雨だれ」の音を聞きながら箸をとった。

雪は溶けてしまって雪のけはしなくてもよい、
きつね色に焼けたきちじの塩焼きと、雨だれの音。
懐かしいシチュエーションでした。

 
●きちじの刺身と酢みそたたき
・きちじの刺身
実はこの刺身は、旨いと思って食い過ぎると当てられる。
酢を少し使えばいいのかなと-北の漁師。

・きちじの酢味噌たたき
沖では鮮度がよすぎる、あいまって脂分が強いから、
気を付けないと皆が腹をこわす。
酢味噌に浸けて食すこれセオリー-発想の転換。
かなり美味なり。でも人一倍食わないこと。

延縄の図 

== きちじと人との関わり-漁業 ==
●「釣りきんき」- きちじ底延縄漁
キチジ延縄漁船の写真 
35トン位かな・右舷サイドで揚縄
露助にまたなにかといちゃもんを付けられなければよいが
水盃とはこのことか?

●きちじと人との関わり
極めて精密な仕事-「縄さやめ・整理」、
「餌かけ」-時間を要す、
「投縄」と「揚縄」手際よく、その労苦には敬意を表したい。
「こまどり」-ラインホーラー(揚縄機)
  ・揚縄配置のポジション-交代制の写真が
ありませんので省略します。
相当人手がかかる、水揚げ単価がいいから「釣りきんき」として、
ブランド化出来た。
漁業許可数4隻とは驚きました。

●漁獲努力=縄数×操業回数ですから、
[http://www.fishexp.hro.or.jp/exp/abashiri/resources/kitiji/kitijihp.htm キチジの分布]によると、
これ以上の許可増加は無理でしょう。 
経済効果はあるのですが。

以上で筆をおさめます。シリーズは続けます。

★私の母港
[http://blogs.yahoo.co.jp/koko18ban_top/11030712.html たらのうんちく]

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[http://fanblogs.jp/maglog/archive/21/0 寒鱈-冬の味覚]


H23 2011-02-16T15:10
まぐろぐ  

2011年2月14日月曜日

たら・寒鱈・真鱈のうんちく-冬旬魚-まぐろぐ

たら・寒鱈・真鱈のうんちく-冬旬魚-まぐろぐ

寒鱈・助宗(すけそうだら)・こまい-冬の味覚



= たら・寒鱈・真鱈-冬の味覚 =
●本稿では、
冬のポピュラー魚である、
   タラ科の魚、真鱈・助宗・こまい(かんかい)について、
  そのうんちくを述べます。
  1.たら漁
2.助宗漁
3.かんかい漁-氷下待ち漁
4.グルメるレシピとして、
それぞれの魚の代表的なレシピを紹介。
== たら・寒鱈・真鱈 ==
●人との関わり
マダラやスケトウダラの胃を、
唐辛子などの香辛料、砂糖、塩などに、
漬け込んだものをチャンジャといい、
コリコリとした食感を楽しむ。
もとは韓国の食材だが日本でも売られるようになった。

●日本での食用
旬は冬。身は柔らかく脂肪の少ない白身で、
ソテーやムニエル、フライなどの他、
汁物や鍋料理にもよく使用される。
身を干物にした「棒鱈」(ぼうだら)も様々な料理に使われる。

●また、白子(しらこ)と呼ばれる、
精巣もこってりとした味で珍重され、
流通する際はメスよりオスの方に高い値がつく。
白子は「キク」「キクコ」などとも呼ばれるが、
これは房状になった外見がキクの花に似るためである。
北海道では「タチ」(マダラは真ダチ、スケソウダラは助ダチ)とも呼ばれ、
新鮮なものが寿司ねたなどで生食されている。

●マダラのたらこ(卵巣)はスケトウダラよりも硬いが、
未熟なものは柔らかく、
スケトウダラよりも大型でボリュームがあるため、
煮付けや焼き物にすると美味である。
北陸地方では「真子(まこ)」と呼ばれ良く食される。
商品価値として、
黒くまだらになった膜に包まれているのは、
値段が安い。食っては同じなんですが-北の漁師。

=== 寒鱈レシピ ===
●「たら」の醍醐味といえば、忘れちゃいけないのが、
白子と生たらこ。
オスの白子は、
とろけるような甘みが口の中をつつみこむ、
真白の絶品。
さっと湯がいてからポン酢につけて、
あるいは、ホイル焼き、天ぷら、味噌汁、鍋物にと、
いずれも、冬の食卓に絢爛豪華な白雪が舞い降ります。

たら子・真子の煮付け
メスの生たらこは、
こまかい粒子のなめらかで繊細な舌ざわりが、
ほのかな甘みとさわやかなノドごし、淡紅の逸品。
お醤油をかけて食卓に一品そえるのも、
刺身にのせて親子いっしょに箸を付ける。

●北の漁師のグルメる寒鱈
・船でのやり方
海水で1回だけ洗う。
布巾でふくのが面倒なのでざるにのせて水きり。

・家でやる場合
しょうがないから1回洗う、しかも手早く、
後は布巾でふく。
実は「なま-血液」をぬぐいたくなるのだけれど、
少々のなまはパス-なまに旨みが-脂分がひそんでいる。

ポイント-ましてや淡白な鱈ですから。



●ぽん鱈」- 旨くないとされる真鱈の幼魚(30cm位)
これを刺身に食す
・沖からの帰り-「頭部と背中の間、尻尾の前のところ」2箇所に、
切れ目を入れる。
・口に綱をつないで艫から流す-引っ張る。
・「活きじめ効果」。
こうすると一味違う。食えない魚がよみがえる。

=== まだら漁業 ===
●[http://www.fishexp.hro.or.jp/shidousyo/fishery/gyogyou/tarahae/tarahae.htm まだら延縄漁]

●まだら底刺し網漁
かつては「さけます流し網漁船」が裏作に、
終了した年代があって、
盛況を極めた。今の時代はないようです-許可を
水産庁に返したのかも知れません。

Walleye pollock.jpg
== すけそう・助宗鱈 ==
●底引き網や延縄などで漁獲される。
スケトウダラの場合は身よりもむしろ卵巣が珍重され、
塩漬けにしたたらこや唐辛子を加えた辛子明太子が作られる。

また、精巣も白子(すけそうの「きく」)として利用される。
身は棒鱈-寒干し-に利用されるが、
新鮮なものは鍋料理などにも利用できる。
他には魚粉くらいにしか使われていなかったが、
現在では魚肉練り製品に加工する需要が多い。

●白子・きくは、
真鱈のきくより小さいが食す場合がある-三杯酢。

=== 助宗の漁業 ===
●すけそうの延縄
[http://www.fishexp.hro.or.jp/shidousyo/fishery/gyogyou/s_tarahae/s_tarahae.htm 助宗の延縄漁]

●[http://www.fishexp.hro.or.jp/shidousyo/fishery/gyogyou/s_tarasasi1/s_tarasasi1.htm 助宗の刺網(道南)]

◎道東-根室海峡系群-羅臼
露助との漁業交渉では、
知床半島と国後島の間に、操業自粛ラインが存在しており、
これが、ロシア側の漁獲量や若齢魚の分布動向を不明瞭なものとし、
資源管理上の障壁となっています。

-国に力がないとこうなるんです。
かつての「銃撃事件」は、
露助の ''' 通常のやり方 ''' であって、
国境警備隊は「よくやった」というのが、
関の山なのです。評論だけでは駄目でしょう。



かんかいはこんな色をしてます
== こまい(氷下魚-かんかい[アイヌ言葉]) ==
●「氷下待ち網漁」- 氷を割って漁獲-その概要。
●グルメるレシピ-刺身-たら類で一番の旨み。


=== 氷下待ち網漁 ===
●[http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/ske/osazu/oz01fis/fis025.htm こまい-かんかい]
・西カムチャッカ(オホーツク海)の助宗漁-底引きで、
混獲される。
・道東(根室~網走)の汽水地域のかんかいと比べると、
魚体が大きく-1.5~2倍-かつ子(魚卵)の量が多いので、
この粒が非常にこまいので商品価値が高い。
・しかしその量そのものの絶対数は数えるほどである。
-「箱づめ」で水揚げする。


かんかいの子・醤油漬け  

・かんかいの子は船内消費として、
「醤油漬け」・「塩水漬け」として食す。
''' 幻のCD級グルメ ''' というべきレシピでしょう。
・店で売っているのを見かけたことがない。

●かんかいの刺身-北の漁師
・ワカサギを釣るような感覚で「一本釣り」。
「入れ食い」もしばしば、釣って足元で2~3回バタバタと、
いつのまにやらしばれて凍ってしまう。
「ルイべ」→家に帰って刺身。たたき? 

●北海道での食用
2月後半~2月下旬が旬だが、夏にも釣る事が可能である。
主に北海道で漁獲され、干物や魚肉練り製品の材料となる。
干物にはやや小さめのものを用い、
頭とワタだけ取った一匹丸ごとのものと、開いたものがある。
一匹ものはかなり硬いのが通例で、
歯が丈夫でない人はそのまま食すのは避けた方が無難。

かんかいの魚漬け・発酵食品


寒干しもこの色をしていないと

この干物はそのまま酒肴として、

または軽くあぶってマヨネーズ、醤油、七味唐辛子などをつけて食べる。
また、金槌で叩いておくと食べやすい。
ただし匂いに少々癖がある。
一晩水に浸け、そのまま軽く沸騰させて
(蓋は開けて干物臭を煮飛ばす)から焼けば、
かなり食べやすくなる。水には出汁が出るので、味噌汁などに使う。

●[http://www.nemuro.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/kanko/koorisitamatiamiryou.htm 氷下待ち網漁]
[http://blog.hokkaido-np.co.jp/love-kotaro/archives/2011/01/post_127.html 野付湾の漁の風景]
どうですこの大自然は。

以上で筆をおきます。シリーズは続きます。

★私の母港
[http://blogs.yahoo.co.jp/koko18ban_top/11001256.html 毛がにのうんちく]

私の定係港-1
[http://fanblogs.jp/maglog/ 毛蟹のうんちく]

H23 2011-02-14T18:10
まぐろぐ

2011年2月12日土曜日

毛がに・毛蟹のうんちく-冬旬魚-まぐろぐ

毛がに・毛蟹のうんちく-冬旬魚-まぐろぐ




 かご漁・私らは毛がに刺網漁

活き毛がに・痛快丸かじり冬旬魚



= 活き毛がに・今が旬・レシピシーズン =
●本稿では、
旬の活き毛がにの紹介をします。
●まさにレシピシーズン、
活き毛がにの「刺身」、「ゆで毛がに」を紹介するとともに、
「毛がに鍋」の提案をします。





脚を広げて元気がいいですよ


== 旬の活き毛がに ==
●活き毛がに今が旬-盛漁期。
生息域の海水温により変動するが、
データは少なく解明は進んでいない。

理屈は北の漁師も良く解らない。
●漁期は、
北海道全体を見渡した場合、ほぼ通年。
ただし漁獲場所は異なり、
春はオホーツク海、夏は噴火湾、
秋は釧路および根室沿岸、冬は十勝沿岸となる。
それぞれの漁期に水揚げされた物が旬の味と言えます。

●食用
分布域では、
ズワイガニやタラバガニなどと並ぶ重要な漁業資源で、
おもに[http://www.fishexp.hro.or.jp/shidousyo/fishery/gyogyou/keganikago/keganikago.htm 籠漁]で漁獲される。

塩茹でや焼き物、缶詰などに加工され、
身をほぐして色々な料理に使われる。
ズワイガニやタラバガニに比べると、
体が小さく可食部も少ないが、
食味に大変優れ身に甘みがあり、カニミソの量が多い。
北海道を代表する食材となっている。

== レシピシーズン ==
●毛がにの[http://item.rakuten.co.jp/kanitaro/c/0000000314/ 刺身の作り方とそのゆで方]


毛がにの刺身-私のやり方
・外皮と身の間の「赤い色のまく」はていねいに取り除く。
このまくに当てられる。
・身が花が咲いて米粒状になる
-えもいわれぬ見た目美味しさを感ずる。

[http://www.rakuten.ne.jp/gold/snowland/cooking/ke_gani/index.html 毛がにをゆでる]-私のやり方








甲羅を下にさかさまに

・沸騰した湯に毛がにを入れて再沸騰してから、
殻長10cmの毛がに-4~5分→生煮えぐらいが、
旨みを逃がさない。
・かに味噌との関連
気にしない人はそれで食す。

・気になる人は、
脚を除いた甲羅だけを蒸器で蒸すといいでしょう。

=== 活きがにへのこだわり ===
●私ら北の漁師もそうなんですが、
[http://www.hokusen.co.jp/kani/kegani_kiwami.htm 北釧水産]によれば、
毛がには、
身入れ、大きさ、時期などで、塩加減、茹で加減が、
その都度変わりますので、
その毛がにの状態に合わせて天日塩で、
丁寧に茹で上げています。

茹で上げの毛がにも、
活きている元気の良い毛がにを
茹で上げてお届けいたしますので、
皆さまに本物の毛がにの甘さ、
旨さをご堪能いただけるよう、
甘めの茹で加減でお届けいたします。

・「わけありの活き毛がに」を分け魚として、
夕方家で炊いて食べるんですけど、
活きがに-脚のダランとしていない水平な物
-活きている証拠。
2杯の活き毛がにを一気に食べてしまう
-翌日に残さない、保存しない。

●解凍と温め方
電子レンジでチン!だけはしないで下さい。
旨味成分が失われて水分と一緒に流れ出てしまいます。
一番良いのは冷蔵庫内での自然解凍です。
この時、
甲羅を下にして新聞紙かキッチンペーパーに包んでおきます。
こうするとミソ等が流れ出しません。
まだ少し凍っているかなという程度が食べ頃です。

解凍した物を温めたい場合は、
鍋に2cm位の水を入れ、
アルミホイルを敷いてやはり甲羅を下にして置きます。
蓋をして3分沸騰させれば十分です-蒸器で蒸す。





白味噌仕立て 

●[http://blog.goo.ne.jp/signofthetimes/e/f4efcd24f63351b98953b48ce4a68dc1 毛がに鍋]-毛がに雑炊-いいかもしれませんな。
毛がにそのものが淡白で旨みが損なわれやすいので、
北の漁師は「味噌仕立て(薄みそ)・吸い物」で、
いたってシンプルに-みそ汁風にしてます。
ずうっとこんな具合ですな。
凝ったつくりはしません。

以上です。まだまだシリーズ続けたいと思います。


★私の母港
[http://blogs.yahoo.co.jp/koko18ban_top/10966450.html あんこう・鮟鱇のうんちく-春旬魚-まぐろぐfeeling]

私の定係港
[http://fanblogs.jp/maglog/ まぐろぐ] 


H23 2011-02-12T17:20
まぐろぐ




H23 2011-02-12T06:00

2011年2月10日木曜日

あんこう・鮟鱇のうんちく-春旬魚-まぐろぐ



活きあんこう-北の冬・春レシピ-津軽海峡の「あんこうのとも和え」

= 津軽の海峡活きあんこう =
●本稿では北の冬・春レシピあんこうのとも和えを紹介。
下北半島の[http://marugoto.exblog.jp/tags/%E9%A2%A8%E9%96%93%E6%B5%A6/ 風間浦村の活きあんこう]を提案。
●加えて鮟鱇の漁業と人との関わり
-その社会性を述べます。

== レシピ・活きあんこう ==
●あんこうは食材として、「キアンコウ」という種類です。
体全体が柔軟性に富み、粘りがあるため、
普通の魚と異なり「吊るし切り」をする。
吊るし切りは、下あごにフック(鉤)をかけて体をつるし、
アンコウの口から散水をいれて胃を膨らませ、
柔らかい胴体に張りがでたところを解体する方法である。

●船ではホイスト(揚貨装置)で吊り、
腰に負担がかからないようにしてやる-北の漁師。

●七つ道具
柳肉(身肉、頬肉)の他に、
皮、水袋(胃)、キモ(肝臓)、ヌノ(卵巣)、
えら、トモ(ヒレ)が食用にされる。

●一般には七つ道具と、
野菜を味噌または醤油味で調味しあんこう鍋として供される。
漁師どもは「味噌仕立て」を好みます。
特に肝臓は ''' アンキモ ''' と呼ばれ、
ボイルしてポン酢にもみじおろしで食べるなど、
美味として珍重され、
見た目と食感から「海のフォアグラ」とも云われている。
身よりもその他の部位(七つ道具)の方が旨いとされる。

●漁師たちは、
魚の身はあまり食べない。
陸の人達がホルモンを食すが如く、
珍しいところ、かわった味のするところ、
役得で-蛇の道は蛇-鯨などは最たるものですね。

●あんこうの栄養-老婆心ながら
基本的に水分(全体の約80%)。
白身の部分は脂質が少なくヘルシーである。
アンコウの身にはビタミンB12やB1、
ナイアシン等のビタミンBが含まれ、
皮膚や粘膜の健康維持、そして貧血予防に良いとされている。

さらにあん肝は脂質が多く高カロリーで、
ビタミンA(レチノール)やビタミンB12、
ビタミンDが豊富に含まれている。
肌の健康を維持したり、老化防止、
視覚の暗順応に良いとされている。

=== あんこうの吊るし切り ===
●写真にて説明します。
最初に皮のゴミをおとす

1.上あごに出刃を入れて皮をはぐ
皮境の旨みを忘れず食す

綿の軍手をする-すべらない

2.同じように腹側も

3.水の重みを利用して裁く
肝を大事に-吊るし切り終わり

4.身は一口大に切る
かつ洗わないこと
内臓の胃袋その他は裏返してしごき
内容物をすてる

5.同時進行で別鍋で肝を味噌を入れて炒める

6.5に身と内臓・骨・ささみ(鰓)入れ
塩で味を調える

●参考までに吊るさないで[http://www7a.biglobe.ne.jp/~tamukai/ankou.html アンコウ]
北の漁師はもとより、
北の衆の、北東北の[http://www7a.biglobe.ne.jp/~tamukai/index.htm 青森のサメと四季の魚]ガキの頃から食わされたのがこの魚たちです。 

●こうして大鍋で火を入れ入れ、
毎日飽きないで食らう-くるび(くるみ)味とはこのことか。
いたって簡単シンプル-北の漁師。

== あんこう・漁業との関わり ==

 
●風間浦の海峡では「あんこうの空釣り」で釣るという。

●参考までに[http://www.fishexp.hro.or.jp/shidousyo/fishery/gyogyou/yanagikara/yanagikara.htm たこの空釣り]
たこは一年で生を終わる-故に猛烈な補食活動をする。
これがため盛んに産卵行動が活発で、
餌を求めて動き回る。

●[http://www.fishexp.hro.or.jp/shidousyo/fishery/gyogyou/ankousasi/ankousasi.htm あんこうの刺網]

●四月の半値-仲買のしきたり。
この盛漁期日増しに陸へ陸へ入る-浅所に移動。
そして四月になると、
とたんに浜値が半値となる。
「肝は暖かくなると小さくなる」- 魚屋の風習。

●あんこうの神戸の話・「あんこう鍋-若狭湾のそれ」
北の漁場で大きさがピンにもならないあんこうを、
「食べやすく包丁を入れ-パック詰め」にして、
スーパーで売っていた。
肝の全くないそれは商売?
驚きました。
関西の昔からの、曰く「若狭の鯖・同鯛etc.」。
若狭湾の魚-伝統・食習慣であろうと感じます。

◎主張-北の漁師
・小さくても旨いと思う人たち。
・大でなければあんこうの味がしない。

誤解を恐れないでいわせてもらうと、
まさに「グルメ感覚の問題」ではありませんか。

結論-これだけの特殊な魚・何らかの漁獲規制、
「最低持続生産量」を目指すべきと思います。

以上筆をおさめます。シリーズ続けます。

★[http://blogs.yahoo.co.jp/koko18ban_top/10930873.html ぶり・鰤のうんちく]

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H23 2011-02-10T16:50
まぐろぐ